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【獣医さんに聞く!】知っておきたい!愛犬・愛猫の「お薬」の飲ませ方と注意点

「うちの子、お薬が苦手で困ってるんです…」 「どうすればスムーズに飲ませられるんだろう?」

愛犬や愛猫が病気になった時、回復のために欠かせないのが「お薬」の投与です。しかし、これがなかなか一筋縄ではいかない…と悩む飼い主さんは非常に多いのではないでしょうか。特に、お薬を嫌がるペットに無理やり飲ませようとすると、ストレスや誤嚥(ごえん)のリスクも高まります。

この記事では、獣医さんの視点も交えながら、誰かに話したくなる愛犬・愛猫の「お薬の飲ませ方と注意点」に関する豆知識を厳選してご紹介します。お薬をスムーズに飲ませるコツを知って、大切な家族の治療を成功させ、健康をサポートしましょう!

 

なぜお薬を嫌がるの?愛犬・愛猫がお薬を避ける理由

ペットがお薬を嫌がるのには、いくつかの理由があります。これらの理由を理解することが、適切な飲ませ方を見つける第一歩です。

  • 味や匂いが苦手: 苦味のある薬、匂いの強い薬などは、嗅覚や味覚が敏感な犬や猫にとって非常に不快に感じられます。

  • 過去の嫌な経験: 無理やり飲ませられた経験があると、お薬に対して警戒心や恐怖心を抱くようになります。

  • 喉に詰まる不快感: 丸薬(錠剤)が喉に張り付いたり、粉薬がむせたりする不快感から嫌がることもあります。

  • 不信感: 飼い主さんの表情や態度から「何か嫌なことをされる」と感じ取り、警戒することもあります。

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お薬の種類別!スムーズな飲ませ方と具体的なコツ

お薬には錠剤、粉薬、液体、チュアブル(美味しく味付けされた錠剤)など様々な種類があります。それぞれの特性に合わせた飲ませ方をマスターしましょう。

 

錠剤・カプセルの飲ませ方

 

  • 食べ物に混ぜる

    • 大好きなフードに隠す: 鶏肉のささみ、チーズ、ウェットフード、ちゅーる(猫)、ピーナッツバター(犬)など、嗜好性の高いものに混ぜて与えます。丸ごと飲み込めるように、小さく切ったフードの中心に薬を隠すのがコツです。

    • 市販の投薬補助おやつを使う: 薬を包み込む専用のおやつ(ピルポケットなど)も便利です。

  • 直接飲ませる(錠剤):

    • 犬の場合、口を大きく開けさせ、喉の奥(舌の付け根あたり)に薬を置き、素早く口を閉じさせて鼻に息を吹きかけたり、喉を撫でたりして嚥下を促します。

    • 猫の場合、顔を上に向けて口を開けさせ、舌の真ん中あたりに薬を置くか、ピルガン(投薬器)を使うと安全です。口を閉じさせ、喉を撫でて嚥下を促します。

    • 薬によっては、噛み砕くと苦味が出るものもあるため、水で少し濡らしたり、素早く与えたりするのがポイントです。

 

粉薬の飲ませ方

  • 少量のウェットフードや水に混ぜる: 少量の大好きなウェットフードや、水を少量加えてペースト状にし、舐めさせるのが一般的です。

  • シリンジで与える: 水で溶いた粉薬をシリンジ(針のない注射器)に入れ、口の横から少しずつ流し込みます。一度に多く与えるとむせるので注意が必要です。

 

液体のお薬の飲ませ方

  • シリンジで与える: シリンジに吸い上げ、口の横から歯茎と頬の間を狙って少しずつ流し込みます。ゆっくりと、喉の奥ではなく頬の内側に当てるようにすると、むせにくいです。

  • 食べ物に混ぜる: 少量のウェットフードやスープなどに混ぜて与えることもできます。

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お薬投与の際の注意点と成功の秘訣

お薬を安全に、そして確実に飲ませるために、いくつかの重要な注意点とコツがあります。

  • 成功したら褒める!: お薬が飲めたら、大げさに褒めて、撫でてあげたり、大好きなおやつを追加で与えたりして、「お薬=良いこと」というポジティブな経験に繋げましょう。

  • 無理強いはしない: 嫌がるのを無理やり押さえつけると、人間への不信感や、薬への恐怖心を増幅させてしまいます。どうしても難しい場合は、獣医さんに相談しましょう。

  • 水も一緒に与える: 特に錠剤の場合、薬が食道に張り付くと食道炎の原因になることがあります。薬を飲ませた後に、少量の水やウェットフードを与えて、食道に流し込むようにしましょう。

  • 獣医さんに相談する:

    • どうしても飲ませられない場合や、飲ませ方で不安がある場合は、遠慮なくかかりつけの獣医さんに相談しましょう。

    • 薬の形態を変更できるか(錠剤→粉薬や液体、チュアブルへ)、他の投薬補助剤を試せるかなど、代替案を提案してくれることがあります。

    • 動物病院で、投薬の具体的なデモンストレーションをしてもらうのも良いでしょう。

  • 指示された量を守る: 薬の量は、病気の種類や体重に合わせて獣医さんが慎重に決定しています。決して自己判断で量を減らしたり増やしたりせず、指示された通りに与えましょう。

  • 人間の薬は絶対に与えない: 人間用の薬は、ペットには有害な成分が含まれていることが多く、非常に危険です。絶対に与えないでください。

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まとめ:愛の投薬で、健康な毎日を取り戻そう!

今回の記事では、愛犬・愛猫のお薬の飲ませ方と注意点に関する豆知識をご紹介しました。

  • ペットがお薬を嫌がるのは、味や匂い、過去の経験、不快感などが理由。

  • 錠剤、粉薬、液体など、薬の種類に合わせた飲ませ方を工夫する。

  • 成功体験を積ませ、無理強いせず、獣医さんと連携しながら安全に投薬することが大切。

お薬を飲ませることは、飼い主さんにとって大変なことかもしれませんが、愛する家族の健康と早期回復のためには欠かせないステップです。彼らの気持ちを理解し、ストレスを最小限に抑えながら、愛情を込めて投薬してあげましょう。

もし、お薬のことで何か困っていることがあれば、迷わずかかりつけの獣医さんに相談してくださいね。

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