犬はマグロを食べてもいいの？

犬はマグロを食べても大丈夫です！マグロは犬が安心して食べられるお魚です。部位によって異なりますがマグロの赤身はタンパク質が豊富で脂身が少なく、お魚特有のDHA、EPAなどのオメガ脂肪酸、BCAAを豊富に含みます。

マグロに豊富に含まれている栄養素とその効果

DHA

認知症の予防、改善効果が期待できます

EPA

抗炎症作用があり、抗がん作用も期待できます

BCAA

バリン、ロイシン、イソロイシンというアミノ酸の総称で、

筋肉量の維持や疲労回復に有効です

不飽和脂肪酸

コレステロールを下げ血液をさらさらにしてくれる成分です。

生でたべさせてもいい？

生で与えても成分上の問題はありませんが、どうしても生魚には一部リスクがあるので、少しでも加熱して与えることをおすすめします。

生のものをあげたい場合は鮮度がいいものを選んでくださいね。

骨は取り除いてあげましょう。

加工されたジャーキーやドライフードなら問題ありませんが自身で加工して与える際は誤飲を防ぐために骨をしっかり取り除くようにしましょう。

万が一犬が魚の骨を飲み込んで刺さってしまった場合は飼い主さんが吐き出させることは殆どできませんので速やかに病院に診てもらってください。

余計な味付けはせずに

人間が食べるときは醤油をつけたり、煮込んだりと味付けをしますが犬にとっては塩分量が高くなってしまう事が多いです。あげるなら余計な味付けはせずにそのまま与えてあげましょう。

ツナ缶は与えてもいい？

ツナ缶は塩分フリーのものなら与えても大丈夫です。塩分が含まれているものは腎臓に負担をかける恐れがありますので添加物の含まれていないものを選んでください。

アレルギーや与える量に注意

アレルギーに注意

これは何にでも言えることですが、人間と同じように犬にもアレルギーがあります。初めてあげるときには、まずはティースプーン一杯分ほどの量を与えて様子を診ましょう。

下痢や嘔吐、体を痒がったり、目に異常が出たりといった症状が出るとアレルギーの可能性があります。これらの症状が出たらすぐにかかりつけの獣医師に相談しましょう。

大型の魚類に含まれる水銀

マグロ等の魚には水銀が含まれることで有名です。水銀を過剰に摂取してしまうと中枢神経障害を起こす恐れがあります。ただこれらは毎日欠かさず与えた場合に心配される事ですので偶に与える分には問題ありません。

黄色脂肪症の恐れ

主に青魚に含まれている不飽和脂肪酸を過剰に摂取した場合に発症します。脂肪にセロイドという色素が沈着し脂肪に炎症が起きる病気です。

主な症状としてはお腹にぼこぼこと固いしこりができたり、ぎこちない歩き方をしたり、発熱等があります。

まとめ

・犬はマグロを食べても大丈夫（加熱がおすすめ、生なら新鮮なものを）

・自分で加工する場合は骨に気をつける

・ツナ缶はオイルフリー、添加物の含まれていないもの

マグロはとても栄養価の高い食べ物ですが栄養のあるものも与えすぎは悪影響になります。

主食として毎日与えるのではなく、おやつとして時々与えるのがおすすめです。他のおやつとも交えながら是非栄養たっぷりなマグロを食事に取り入れてみてくださいね。