犬や猫の肉球は何の為にあるの?実は肉球には重要な役割があった!
肉球はなんのためにあるの?
犬や猫、また他の動物にもある「肉球」。ぷにぷにとしていてとても可愛いですよね。
勿論肉球は可愛いから付いているのでは無く、体にとって重要な役割があります。
今回は知られざる肉球の豆知識を紹介していきます。
肉球の役割
体温調節
犬の体温調節といえば、下を出して「ハッハッ」という動作をする事で有名ですが、それだけで調節が行えない場合、肉球から汗を出して体温調節を行っています。
また、それにより肉球を湿らせ滑り止めの効果も果たしています。
クッション機能
硬い床の上等で犬が飛び跳ねたときに肉球がクッション代わりになり、関節や骨への衝撃を和らげます。
地面の冷たさ・熱さから守る
肉球は人間で例えると靴のような役割を果たしています。
肉球の外側は角質化した硬い皮膚の為、多少温度が高い場所でも火傷をしません。冷たいところを歩くときは、肉球の裏に通る動脈が血液を温めなおします。
子犬は肉球がまだ角質化していない場合がある為、アスファルトの上を歩くと火傷を負うことがあります。
肉球に関するトラブル
真夏のアスファルトに注意
ある程度の熱さなら大丈夫ですが軽いやけどの場合は保冷剤をタオルに包んだもので足を冷やしてあげましょう。
歩くことを嫌がったり、水膨れ、赤く腫れる等やけどが酷い場合は出来るだけ早く病院に連れて行ってあげましょう。
乾燥等のひび割れ
冬の時期等、乾燥で肉球がひび割れてしまう事があります。痛みを伴うこともありますので、肉球クリーム等でケアしてあげるようにしましょう。
肉球は怪我をすると治りにくい?
肉球は常に皮膚が張り詰めた状態にあり、とがったもの等を踏みつけて怪我をした場合パンッと弾ける様に傷が出来ます。また表皮に血管が少ないため皮膚の再生能力が非常に低いです。また、生活する中で必ず負荷がかかる部位なので負担が大きく中々傷が治りにくくかつふさがりかけた傷口が開きやすいという事もあります。
肉球にも骨がある?
柔らかく、一見骨がないように思いますが実は肉球にも骨があります。骨に沿う形で腱・靭帯・血管・結合組織が形成されています。
また、肉球の外側は角質化した硬い皮膚で覆われており内側は主に脂肪で出来ています。
まとめ
犬の肉球には重要な役割があるということが分かりました。
体温調節、クッション機能・・・犬の身体には無くてはならない部位ですが怪我をすると治りにくいという弱点もありましたね。
日頃のケアも欠かさないように気をつけて見てあげてください。