犬にも花粉症はあるの？

 

冬が終わり、少しずつ暖かくなりお散歩日和が続くようになりましたね。

その一方で目や喉の痒み・くしゃみ・鼻水などの花粉症に悩まされる方も多いのではないでしょうか。

そんなつら～い花粉症、実は犬にもあるんです。

 

犬の花粉症とヒトの花粉症の違い

 

ヒトの花粉症は前述したように鼻・目・喉のつらさが特徴ですが、

犬の花粉症はヒトとは違い、主に皮膚に大きく症状が出ます。

稀に目をかいたり、くしゃみをしたりといった症状が出ることもあります。

 

もしかしたらうちの子も？犬の花粉症チェックポイント

 

□皮膚に発疹・赤みが見られる(特に指の間、耳や目や口)

□体を掻く・壁や床に体を擦り付けている

□目の周りの皮膚が赤みを帯び、涙や目やにがいつもより多いように感じる

□くしゃみ・鼻水がいつもより多いように感じる

 

花粉は春のみでなく秋にも飛散しているため特に冬にこれらの症状が治まる場合、花粉にアレルギー反応を起こしていることが多いです。

また、犬は食べ物等のアレルギーを持っていることもありますので季節の流れも含めて観察してあげましょう。

 

犬花粉症の対策と治療について

愛犬が花粉症と診断されたときには痒み等の治療ももちろんですが日々の花粉対策が必要です。

 

お散歩コースはなるべく草むらを避けて

犬がアレルギーを起こしてしまう原因となる花粉を飛散させるイネ科・キク科の植物は、公園や住宅の空き地などといった

身近な草むらに生えています。犬が興味を持ったとしても、花粉症の犬はそのような草むらに立ち入らせないようにしましょう。

 

お出かけから帰ってきたらブラッシングする

お出かけから帰ってきた犬には花粉が付着しています。家にも持ち込んでしまい、

そのまま体内に入り込みアレルギーが起きてしまいますので早く取ってあげたいですよね。

そんな時はブラッシングでとってあげましょう。

そのままブラッシングを行うと花粉が分散してしまいますので、花粉を吸着するスプレーをかけたうえでブラッシングを行いましょう。

 

 

お出かけの際は犬用ウェアを着せる

犬用のお洋服は花粉が体毛や皮膚に付着するのを防いでくれます。

また、帰ってきて脱がせてあげれば家の中に花粉を持ち込ませない対策にもなります。

 

中には花粉が付着しにくい素材を使用した犬用ウェアもあるようです。

 

花粉が多い日や時間帯のお散歩を避ける

花粉の飛散情報をチェックし、あまりに多い日はお散歩を避けるのが無難です。

また、お昼前後や日没前も花粉分散量が多い傾向にある為その時間帯のお散歩も控えましょう。

 

こまめにシャンプーを行う

ウェアを着せてもどうしても頭や手足には花粉が付着してしまいます。ブラッシングでも全ての花粉は取り切れないため、

花粉の時期はいつもよりこまめにシャンプーをしてあげることが必要です。

 

回数が多いと肌が乾燥してしまったり刺激に弱い犬もいますのでなるべく優しい成分でつくられたシャンプーを使ってあげましょう。

 

まとめ

犬にも花粉症があり、少し異なる部分はあるもののヒトと同じくつら～いもの。

アレルギーを完治させることは困難なので痒みや荒れの治療をしながら、

なるべく反応が出ないように正しく対策をしましょう。